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アンソロジー定期便(1000円コース)
¥1,000
小声書房の店主は世界でいちばんアンソロジーを売りたいと思っている書店員です。 店舗をオープンする前から、コワーキングスペースなどでアンソロジーのみを販売するイベントを定期的に開催。実店舗ではアンソロジー専門棚を作るなど、日々、アンソロジーの販売に力を入れております。 ◎アンソロジーとは? アンソロジーとは、ある視点をもって一人の作家の作品を蒐集してまとめたものや複数作家の作品を収録して1冊の本にまとめた書籍のことを指します。アンソロジーはしばしば”寄せ集め”といった蔑称がつきがちですが、編者がある視点をもって編んでいると捉えれば、編集の妙を感じることができます。 ◎アンソロジーを読むメリットは? 本が好きな方はある視点から編まれた短篇を読むことができ、普段あまり本に親しみのない方は知らない作家や自分の好みに合う作品を見つける機会を得ることができます。気になる作家の気になる作品から気軽に読み進めることができるため、通勤・通学のお供にも最適です。 ◎アンソロジーを推す理由とは? 様々な作家の様々な作品に触れる機会を作ることで、誰かにとって大切な作家や大切な作品との出会いを増やすきっかけを作ることができます。自分にとって大切な作品を見つけることができれば、本を読む楽しみが増えると思いますし、一人ひとりの心が豊かになるのではないかと思っています。 熱量が高めになってしまいましたが、ここからが本題です。 こちらのコースでは、毎月1回、翌月初旬までに新刊書籍をお届けします。 お届けする本は800円〜1000円相当の新刊書籍となり、選書代を含めて1000円となります。小説、エッセイ、コミックなど、どのようなものが届くのか到着まで楽しみにお待ちください。 普段から本を読んでいる方も本になじみのない方も気軽にお試しいただけるコースですので、まずは1冊、手にしていただければと思います。 毎月20日を新規申込の締日とし、翌月初旬までに本をお届けします。解約する場合は、引き落とし日までによろしくお願いいたします。 それでは、良い読書ライフを! ご注文をお待ちしております。
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1フランの月 | 安西水丸| 小学館
¥2,530
SOLD OUT
安西水丸 / 小学館 【内容】*版元サイトより ニューヨークからパリ、リスボン、マドリード、ローマへ。イラストレーターである主人公のモノローグと日本にいる恋人への手紙、そして現地でのさまざまな出会い……。 これまで日の目をみることのなかった幻の小説「1フランの月」(未完)を没後10年となる2024年春に幻の未発表小説を初めて書籍化。 「旅」をテーマにした未刊行エッセイ、イラスト、スケッチなどを加え、懐かしくも新しい、イラストレーター/作家・安西水丸の世界をこの一冊に凝縮。
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梅花の想ひ人 日本昔噺選集 | おく| KADOKAWA
¥1,430
SOLD OUT
おく / KADOKAWA 【内容】*版元サイトより 京都・本能寺に伝わる伝承や、長野・琵琶池にまつわる民話など、 日本各地に語り継がれた種々様々な昔噺を、 新進気鋭の作家・おくがフルカラーでコミカライズ! 古来の物語に息づく、愛、歓び、そして悲しみを、 美しく迫力のあるビジュアルで、想像力豊かに描き出します。 【収録作品】 第一話 襖向こうの景色 第二話 火 鎮める樹 第三話 泣く橋と花嫁 第四話 蝶と侍 第五話 竜と琵琶法師
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老犬とつづ井|つづ井|文藝春秋
¥1,430
SOLD OUT
つづ井 / 文藝春秋 【内容】*版元サイトより 「愛犬というのは、愛が犬のかたちをしているという意味です。」 いつも家族の中心にいて、ほほえみをくれた大きな犬・A。その先が短いと、ある日知らされて――…。 にぎやかでやさしい、ふたりの最後の日々がはじまる。愛犬とのあたたかい記憶と介護生活、お別れの日までを描くコミックエッセイ。 描きおろし60ページ以上を収録。
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『恋とか夢とかてんてんてん』 第1巻|世良田波波|マガジンハウス
¥1,100
世良田波波 / マガジンハウス 【内容】*版元サイトより マガジンハウスのWebマンガサイト「SHURO」 で連載するや否や話題と共感を呼び、2023年の年間PV数1位を獲得。やるせない日常と片想いの心情を圧倒的解像度で描く、漫画家・世良田波波の初連載作品! 切なさに、愚かさに、必死さに、痛いほど心が震える。 夢みて上京して10年、さえない毎日をおくるカイちゃん。 憧れだった東京が、今は苦しい。そんな彼女が見つけた光。 ーー29歳フリーター、人生を変える恋におちた。 平常心じゃいられない片想いの「ぜんぶ」が詰まった、 初期衝動全開の話題作!! 〈この物語は…〉 悩まない人生も、痛くない恋も、この世にひとつもない。 圧倒的等身大で描かれる、大人になりきれない「私たち」の物語。 夢みて上京して10年。29歳フリーターのカイちゃん。 生活に追われ、ただ時間だけが過ぎていく。 大好きだった絵を描くことも、SNSにUPしたって誰からも 「いいね」がもらえないつらさでやめてしまった。 そんな中、人生を変える恋におちたカイちゃんは、東京から大阪へ! 生まれてはじめての片想いに暴走が止まらないカイちゃんの、 転がり続ける恋とか夢の物語。
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『花四段といっしょ』1~4巻セット|増村十七 |朝日新聞出版
¥3,157
増村十七 / 朝日新聞出版 【内容】*版元サイトより 「このマンガがすごい!2023」オンナ編12位ランクイン!! 将棋を知らなくても楽しめる、ほのぼの棋士コメディ! 花つみれ四段は雑念に惑わされがちな将棋のプロ棋士。 勝負の最中といえど昼食、着メロ、YouTubeなど、いろいろなことが気になってしまうのだった……。 twitter発、棋士の日常を軽快なタッチで描く"非"本格将棋漫画!
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不思議な時計 本の小説|北村薫|新潮社
¥1,980
著:北村薫 / 新潮社 【内容】*版元サイトより 記憶の森を探り行き、本との出会いを綴る。深まる謎を追い、魅惑の創作世界へ――映画、詩歌、演劇、父との思い出。萩原朔太郎『猫町』とジャン・コクトー、江戸川乱歩「パノラマ島奇談」と美術館のパノラマ。塚本邦雄生誕百年、シェークスピア劇での松たか子、大竹しのぶの慧眼……はるかな異界へ連れ出される9篇。
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花と夢|ツェリン・ヤンキー|春秋社
¥2,640
著:ツェリン・ヤンキー / 訳:星泉 / 春秋社 【内容】*版元サイトより ラサのナイトクラブで働きながら身を寄せ合って生きる四人の女性たちのしたたかな生き方と悲痛な運命を、慈悲に満ちた筆致で描く。チベット発、シスターフッドの物語。 【アジア文芸ライブラリー】 「文学を通じてアジアのこれからを考える」をテーマとして、2024年4月より新たなシリーズ〈アジア文芸ライブラリー〉の刊行を開始いたします。アジア各地の同時代の文学作品を、優れた翻訳でお届けします。
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本が紡いだ五つの奇跡 | 森沢明夫| 講談社
¥957
森沢明夫 / 講談社 【内容】*版元サイトより 仕事に行きづまった編集者の津山は、本当に作りたい本を作るため、かつて自分が救われた小説の著者、涼元マサミに新作を依頼する。 そうして生まれた作品が、娘と縁が切れそうだった涼元から、余命宣告された装丁家、心に傷を抱えた書店員、そして自分の時間が止まっていた読者まで、みんなの人生を動かす。 本を愛するすべての人に! 本が生まれて、読者へとつながる「本に関わった五人の奇跡」を描く、感動の物語。 第一話 編集者・津山奈緒の章 第二話 小説家・涼元マサミの章 第三話 デザイナー・青山哲也の章 第四話 書店員・白川心美の章 第五話 読者・唐田一成の章
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つまらない住宅地のすべての家|津村記久子|双葉社
¥748
SOLD OUT
津村記久子 / 双葉社 【内容】*版元サイトより とある町の路地を挟んで十軒の家が立ち並ぶ住宅地。そこに、女性受刑者が刑務所から脱走したとのニュースが入る。自治会長の提案で、住民は交代で見張りをはじめるが……。住宅地で暮らす人々それぞれの生活と心の中を描く長編小説。
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エンド・オブ・ライフ|佐々涼子|集英社
¥858
佐々涼子 / 集英社 【内容】*版元サイトより 全国の書店員が選んだ 「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞」受賞作 ベストセラー『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』の著者が、こだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に真っ正面から向き合った。 2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。 「命の閉じ方」をレッスンする。 200名の患者を看取ってきた友人の看護師が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、自身の最期への向き合い方は意外なものだった。 残された日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。 在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった著者の難病の母と、彼女を自宅で献身的に介護する父の話を交え、7年間にわたり見つめてきた在宅での終末医療の現場を静かな筆致で描く。 私たちに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれる感動ノンフィクション。
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ともしび|junaida|サンリード
¥2,970
junaida / サンリード 【内容】*版元サイトより 近年、絵本を中心に様々な作品を発表している画家junaida初の詩画集です。 鉛筆画のモノクローム短い言葉が響きあう、27編の小さな灯りがこの一冊に。
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50歳からの読書案内 | 中央公論新社
¥1,650
SOLD OUT
中央公論新社 【内容】*版元サイトより 50歳は「人生100年時代」の折り返し地点。 大きな節目を迎え、後半戦をどう生きるか考えるとき、ヒントとなり支えにもなる本とは。 各界の著名人が50歳以降も読み続け、読み返す座右の書50冊を紹介。 絵本から古今東西の古典まで、人生経験に裏打ちされた大人のための読書エッセイ集。
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少女小説とSF|講談社
¥1,650
編:日本SF作家クラブ , 嵯峨景子 / イラスト:orie / 講談社 【内容】*版元サイトより 日本SF作家クラブ企画! あなたの心に眠る〈少女〉へ贈る、SF小説アンソロジー。 世代を超えて集結した豪華・少女小説作家たちが、少女小説とSFの可能性を解き放つ! 【収録作品】 ・新井素子「この日、あたしは」 パーソナルAIとの共生が浸透した未来。地震で母を亡くした「あたし」に生まれた願いとはーー ・皆川ゆか「ぼくの好きな貌(かお)」 人面犬に殺された妹と、人面瘡に蝕まれる姉。双子の姉妹に訪れた破滅(カタストロフ)の真相が明かされるーー ・ひかわ玲子「わたしと「わたし」」 人がみな双子で生まれ出ずる惑星に、ひとりきりで生まれてしまった少女の運命はーー ・若木未生「ロストグリーン」 天才作曲家の少年と彼を支える編曲家。ふたりの前に鎮魂歌の作曲を求める青年が現れたーー ・津守時生「守護するもの」 戦禍の果てに家族を失った少年は青年となり、美貌の相棒とともに宇宙へ賞金稼ぎに繰り出すーー ・榎木洋子「あなたのお家はどこ?」 開発初期の地球型惑星に暮らす少女は、家出という名の小さくて大きな冒険へと旅立ったーー ・雪乃紗衣「一つ星」 目を醒ますと少女の首には奇妙な頸輪があった。氷とオーロラの世界を歩むガール・ミーツ・ボーイの行方はーー ・紅玉いづき「とりかえばやのかぐや姫」 竹から生まれた美しい男と、帝の地位についた少女。私たちの知らない古代の異類婚姻譚(ファーストコンタクト)が物語られるーー ・辻村七子「或る恋人達の話」 全身機械化手術が普及した革命後のフランスで、『ナポレオン法典EX』が愛し合うふたりの男を阻むーー ・嵯峨景子「コラム 少女小説とSFの交点」 少女小説家たちが手がけたSFの歴史、コバルト文庫以降の少女小説とSFの交点を辿るーー
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休むヒント。
¥1,430
SOLD OUT
編:群像編集部 / 講談社 【内容】*版元サイトより 休みなよ、って言われても。 ・休日、何もしてないのに気づいたら夕方になっている。 ・お休みなのに、つい仕事のメールをチェックしてしまう。 ・折角の休みだからと、逆に予定を詰め込み過ぎてしまう。 ・全然休めた気がしないまま、月曜の朝を迎えてしまう。 ・「休みの日って何してるの?」と聞かれるのが怖い。 ――ひとつでも当てはまってしまったあなた、必読です!! 働き方改革時代、ワークライフ「アン」バランスなあなたに贈る、休み方の処方箋(エッセイ・アンソロジー)! 覗いてみません? あの人たちの、休み方。 (執筆者一覧・50音順) 麻布競馬場、伊沢拓司、石井ゆかり、石田夏穂、岡本 仁、角田光代、角幡唯介、くどうれいん、古賀及子、小西康陽、斉藤壮馬、酒井順子、酒寄希望、向坂くじら、佐藤良成、杉本裕孝、高橋久美子、滝口悠生、武田砂鉄、竹田ダニエル、つづ井、年森 瑛、永井玲衣、蓮實重彦、平松洋子、藤代 泉、古川日出男、星野博美、堀江 栞、益田ミリ、宮内悠介、宮田愛萌、吉田篤弘
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現代短歌 2024年5月号|現代短歌社
¥1,100
SOLD OUT
現代短歌社 【内容】*版元サイトより ☆巻頭作品50首 「詩人は短歌をつくらないでください」 瀬戸夏子 ☆特集 Anthology of 40 Tanka Poets selected & mixed by Haruka INUI 丸田洋渡 森慎太郎 紺野藍 大橋なぎ咲 水沼朔太郎 由良伊織 関寧花 山口遼也 ヨシダジャック 辻原僚 榊隆太 相川弘道 藤井柊太 小池耕 山川創 中村美智 常本道子 今井心 平尾周汰 奥村鼓太郎 桜庭紀子 ショージサキ 桐島あお 里十井円 石山ふね 雪吉千春 スズキ皐月 春木滉平 井口寿則 雨澤佑太郎 久間木志瀬 仲井澪 佐倉誰 田中大貴 伊島研二 城下シロソウスキー 夜羽ねむる 佐々木朔 瀬口真司 はだし ・対談 乾遥香×瀬戸夏子 このゆたかなところへ、遅れてやってきて ・編集後記に代えて 乾遥香 ☆現代短歌社賞受賞第一作25首 「土地に依存する」 井口可奈 ☆作品連載24首 ・「ロシアケーキ」 山田富士郎 ・「庭」 横山未来子 ・「定規」 北辻一展 ・「ホシ」 江戸雪 ・「ひとつぶの生」 遠藤由季 ☆書評 ・『成瀬有全歌集』/棗隆 ・北山あさひ『ヒューマン・ライツ』/永井祐 ・山階基『夜を着こなせたなら』/田村穂隆 ・榊原紘『推し短歌入門』/髙良真実 ☆連載 ・小説 うみやそらとも[16]小池昌代 ・呪神礼讃 [19]添田馨 ☆短歌歳時記 卯月から皐月のうた 道券はな ☆歌壇時評 土井礼一郎 ☆前号作品評 駒田晶子 ☆リレーエッセイ 「月で読む本」 日下踏子 ☆第一歌集ノオト 山田航 ☆読者歌壇 大松達知 大森静佳 選
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見ることの塩 上・下巻|四方田犬彦|河出書房新社
¥2,640
著者:四方田犬彦 / 河出書房新社 【内容】*版元サイトより ■見ることの塩 上 イスラエル/パレスチナ紀行 イスラエル/パレスチナでは何が起きているのか?テルアヴィヴからエルサレム、そして「壁」を越えパレスチナへ――街を歩き、対話を重ね、土地の日常から現代のアポリアを凝視する珠玉の紀行文学。 ■見ることの塩 下 セルビア/コソヴォ紀行 すべてが廃墟と化し、その残骸が晒された世界へ――ただ見ることを課された旅は、紛争終結から数年後の旧ユーゴ諸国へ。宗教や民族の虚構性を看過し、世界の矛盾を凝視する苦悩と思索。珠玉の紀行文学。
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カンタンなのに家族に人気のお魚おうちごはん|モチダちひろ|KADOKAWA
¥1,430
著者:モチダちひろ / KADOKAWA 【内容】*版元サイトより 魚料理の苦手意識がゼロになる! 超かんたん美味しい楽しいレシピ付き! もともと魚を捌くこともままならなかった著者が、家族の健康のために行き着いたのが、栄養豊富な”魚料理”だった! 鮭やカツオといった身近な魚から、いざという時に便利なあさり水煮や冷凍ししゃも、シーフードミックス、サバ缶を使った魚料理。 子どもも喜ぶ魚肉加工品やたこ焼き器を使ったアレンジレシピ、イカ墨パスタ、鯛飯など、読んで楽しい、食べておいしい大人も子どもも大満足のお魚料理エッセイ決定版! スーパーの鮮魚コーナー活用術や、今さら聞けない魚の骨を上手に外すコツも必見! リピートしたくなる超簡単レシピ付き!
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台所の相談室|飛田和緒|KADOKAWA
¥1,870
著者:飛田和緒 / KADOKAWA 【内容】*版元サイトより 喜びのタネまき新聞(ダスキン刊)の大好評連載「台所の相談室」が1冊に! 「お正月のお餅が余ったらどう食べたらいい?」「母の日のおすすめメニューは?」 「海藻をもっとたくさん食べたいですが、どんなレシピがある?」…などなど、日々の台所にまつわる疑問、質問に、料理家の飛田和緒さんがレシピ&エッセイで回答しています。
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学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話|ちいさな美術館の学芸員|産業編集センター
¥1,760
SOLD OUT
著者:ちいさな美術館の学芸員 / 産業編集センター 【内容】*版元サイトより 知れば美術館が10倍面白い! 「展覧会はどうやって作っているの?」 「学芸員って何をしているの?」 「アートは役に立たない?」 「おすすめの鑑賞方法は?」 現役学芸員が語る、美術館の舞台裏と美術鑑賞の楽しみ方。 noteの人気連載、待望の書籍化! 著者おすすめの美術館も掲載。
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本屋のない人生なんて|三宅玲子|光文社
¥2,090
著者:三宅玲子 / 光文社 【内容】*版元サイトより 出版不況と言われて久しいものの、「本」という形態のメディアは決して不要となったわけではない。 しかし、ネット書店で本を取り寄せる習慣は私たちの生活に定着し、本を「買う」場所は激変した。 商店街のちいさな書店はもはや当たり前の風景ではなくなっている。 しかし、それでも新しい「本屋」を開く店主たちがいる。 いま、なぜ本屋なのか――。 北海道から九州まで。 全国の気骨ある書店を訪ね歩いたノンフィクション。
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こんだあきこの わたしの偏愛遺跡旅|譽田亜紀子|新泉社
¥1,980
著者:譽田亜紀子 / 新泉社 【内容】*版元サイトより 土偶と考古学をこよなく愛する著者が、独自の目線で遺跡をめぐる。 遺跡に立ち、出土品を見て、気がついたことや感じたことを手がかりに妄想するのは、かつてそこに暮らした“彼ら”の姿。 城跡で見たおにぎりの意味、日本にもある!ストーンサークル、どうしてもここにお墓をつくりたかった理由、海に漕ぎ出す人間の胆力、きらびやかなアクセサリーに秘められたドラマ、貝塚の臭いはアイデンティティ… 愛とユーモアと妄想たっぷりに遺跡の魅力を綴ったエッセイ集。
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文藝別冊 クリストファー・ノーラン 増補新版|河出書房新社
¥1,562
【内容】*版元サイトより 作家主義とメガヒットを両立させる稀有な映画監督クリストファー・ノーラン。最新作『オッペンハイマー』からデビュー作『フォロウィング』まで、その作品世界に迫る総特集。 【作品解題】謎解きノーラン 『オッペンハイマー』 ・中井圭(映画解説者)ノーランが提示した、ヒーローには救えない世界との対峙 ・大島育宙(芸人/映画・ドラマ評論)創造神の破壊と人間宣言 ・橋本幸士(理論物理学者)物理学者の表現 ・前嶋和弘(政治学者)映画『オッペンハイマー』の背景となる大激動の時代 『TENET テネット』 ・大寺眞輔(映画批評家)映画的価値の第四フェーズ 『TENET テネット』を映画 として如何に評価するか ・遠藤京子(ライター)人生を変える役には立たない時間逆行 ・松崎健夫(映画評論家)月を見て指を見ないクリストファー・ノーランの映画史観 『ダンケルク』 ・森直人(映画評論家)ハイコンセプトな「映画の時間」 『インターステラー』 ・添野知生(映画評論家)人類の滅亡より娘の成長に恐怖する父 『ダークナイト ライジング』 ・門間雄介(ライター)這い上がることを学ぶため 『インセプション』 ・小野寺系(映画評論家)ラストシーンで独楽は止まるか 『ダークナイト』 ・村山章(映画ライター)シカゴのモダニズム建築がもたらした現実主義 『プレステージ』 ・長谷川町蔵(文筆家)映画と原作を比べてわかるノーラン兄弟の鮮やかな手口 『バットマン ビギンズ』 ・杉山すぴ豊(アメキャラ系ライター)ノーランが作り上げた バットマンのみがヒー“ ロー という世界” 『インソムニア』 ・SYO(映画ライター)ミニマムな人数でマキシマムな物語を作る 『メメント』 ・渡邉大輔(批評家/映画史研究者)記憶喪失と中動態的サスペンス 『フォロウイング』 ・照沼健太(編集者/ライター/写真家)コッブとは何者なのか 【論考】ノーランから学ぶ ノーランの要素 ・大久保清朗(映画評論家)「夢の索引、あるいはクリストファー・ノーランの映画的時 間 『インセプション』『インターステラー』『ダンケルク』を中心に――」 ・町山智浩(映画評論家)「ノーランの図書館 迷宮のボルヘス」 ・入江哲朗(アメリカ思想史研究者/映画批評家)「クリストファー・ノーランとジェー ムズ・ボンド――ノーラン作品における007シリーズへのオマージュを読み解く」 【論考】ノーランの影響 ・宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)「クリストファー・ノーランとワーナー・ブラ ザーズ――二一世紀ハリウッドの光と闇」 ・戸田信子(映画音楽作曲家)「映画音響でノーランが見出そうとしている映画の未来」 ・種田陽平(美術監督)「大スクリーンの中の重力と浮遊感」 ・葦見川和哉(映画・映画音楽ライター)「ノーランが仕掛ける〝音楽〟のマジック~ ノーラン作品と映画音楽の関係性」 【論考】ノーランの哲学と科学 ・山崎詩郎(物理学者)「物理学で楽しむ『TENET テネット』の時間」 ・斎藤環(精神科医、批評家)「トラウマ・時間・エントロピー」 ・田崎英明(哲学者)「バットマンの政治理論?」 ・大口孝之(映像ジャーナリスト)「クリストファー・ノーランのこだわり~技術面から 見たノーランの特徴」 【同世代監督からみたノーラン】 ・佐藤信介(映画監督)「映画監督からみたノーラン・マジックのタネ」(インタ ビュー) ・荒木伸二(映画監督)「冒険者ノーラン」(エッセイ)
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ユリイカ2024年4月号 特集=山田太一 -1934-2023-|青土社
¥2,090
【内容】*版元サイトより テレビにドラマを作り出した、ドラマとは単にドラマチックなひとときの物語のことではない、何週、数ヶ月にわたってくり広げられる人間の劇、『岸辺のアルバム』『男たちの旅路』『獅子の時代』『想い出づくり。』『ふぞろいの林檎たち』…山田太一死去、テレビドラマの始まりにピリオドが打たれようとしている。その前に山田太一という大きな存在を手がかりに証言を拾い集め、少しずつ足取りをたどっていくことにしよう。『春の惑星』脚本初活字化。 *新選考委員による第29回中原中也賞発表 【目次】 特集*山田太一――1934-2023 ❖脚本再録 春の惑星 / 山田太一 解題=頭木弘樹 ❖インタビュー テレビドラマが若かった頃 / 国広富之 聞き手=編集部 ❖言葉を与える 言葉の力をくれた人 / 中島唱子 シネハンという二人旅 / 伊豫田静弘 ❖テレビドラマの記憶 「残ること」をめぐる葛藤のドラマ――山田太一と『岸辺のアルバム』 / 川﨑佳哉 山田太一とテレビのアンダーストーリー――『なつかしき海の歌』論 / 木原圭翔 吉岡司令補と鶴田浩二 / 井上義和 〝想い出〟としての女同士の絆 / 徐玉 ❖鼎談 山田太一の季節 / 岡室美奈子×頭木弘樹×長谷正人 ❖山田太一という道標 先生への手紙 / 丸山正樹 山田太一全作品インタビューの日々 / 市川知郷 ❖脚本を生きる シミュレーションとしての山田太一ドラマ / 長谷正人 旅する笠智衆――山田太一『ながらえば』『冬構え』『今朝の秋』をめぐって / 岡室美奈子 山田太一ドラマと脇役の肖像 / 濱田研吾 「ドラマの黄金時代」と三人の脚本家――倉本聰・向田邦子・山田太一、それぞれの位相 / 碓井広義 ❖在りし日のこと 不確かな記憶が、すっかり消えてしまわない内に / 森卓也 山田太一讃 / 梅本彪夫 ❖山田太一と映画の邂逅 山田太一と松竹大船撮影所、あるいは小津安二郎との距離 / 宮本明子 「木下惠介」という島と「山田太一」という船 / 戴周杰 複雑にもつれあう孤独と愛の結び目――『異人たち』(アンドリュー・ヘイ、二〇二三年)が捧げるバラード / 久保豊 ❖山田太一はつづく 山田太一ドラマの〈つづき〉の世界で / 清田麻衣子 遅れてきたファンとして。そして後進として / 金子鈴幸 ❖戯曲へ向かって 山田太一編『寺山修司からの手紙』を読む / 瀬崎圭二 篠田正浩作品にみる山田太一と寺山修司の敗者像 / 梅山いつき 山田太一と演劇の交点――木村光一と地人会を中心に / 後藤隆基 ❖書棚のなかの山田太一 山田太一の小説――「ファンタジー三部作」を中心に / 校條剛 「シナリオ文学」という冒険 / 刈谷政則 ❖山田太一を読む 山田太一の浅草――彼岸の場所として / 和田尚久 〈教師〉としての山田太一――啓蒙的脚本家の底流にあったもの / 花田史彦 老いのシナリオ――小説『空也上人がいた』をよむ / 田村美由紀 ❖山田太一の時代 山田太一主要作品解題 / 頭木弘樹 ❖忘れられぬ人々*30 故旧哀傷・小田切進 / 中村稔 ❖物語を食べる*37 怪物はささやき、物語の使徒になった / 赤坂憲雄 ❖詩 ガラスのお尻 他一篇 / 奥山紗英 ❖第29回中原中也賞発表 佐藤文香『渡す手』 受賞詩集より――渡す手 花筏 見える カニエ・ナハ 川上未映子 野崎有以 蜂飼耳 穂村弘 ❖今月の作品 秋葉政之 高橋実里 ZZ・倶舎那 まつりぺきん 木下太尾 / 選=井坂洋子 ❖われ発見せり 場所の履歴を覚えている / サトウアヤコ 表紙・目次・扉=北岡誠吾 表紙・特集扉写真=石坂拓郎