
1/1
羅刹国通信 | 津原泰水 | 東京創元社
¥1,980 税込
残り1点
別途送料がかかります。送料を確認する
著:津原泰水 / 東京創元社
【内容】*版元サイトより
叔父を殺したことは固く秘しておくべきだった。
自殺するなんてと母が泣き続けるものだから、本当はわたしが崖から突き落としたのだとわかれば、すこしは気が楽になるかと思ったのだ。
震災で妻を失いPTSDに苦しむ叔父との同居に疲弊する家族のために、小学六年生の左右田理恵(そうだりえ)は叔父を殺した。
その四年後、理恵は奇妙な夢を見るようになる。
荒れ果てた灼熱の地で岩蔭と食糧を求める「鬼」の集団。
かれらは二つの勢力に分かたれ争い殺し合う――その法則を理恵に教えたのは、同じ夢を共有する一人の少年だった。
鬼才の幻視文学の頂点となる幻の傑作、初単行本化。
解説=春日武彦・北原尚彦
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥1,980 税込
最近チェックした商品
同じカテゴリの商品
その他の商品