
名前を言わない戦争 終わらないコンゴ紛争 | ジェイソン・スターンズ | 白水社
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著者:ジェイソン・スターンズ / 監訳者:武内進一 / 出版社:白水社 / 4-6・440ページ
【内容】*版元サイトより
新たな紛争理論の提示
ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』(一八九九年発表、一九〇二年刊)の舞台となった現コンゴ民主共和国は、一八八五年にベルギーの国王レオポルト二世の私有地とされ、一九〇八年に植民地ベルギー領コンゴとなり、一九六〇年に「コンゴ共和国」として独立を果たした。
その後、「コンゴ動乱」を経て誕生したモブツ政権のもとで独裁体制が築かれたが、その後、モブツ体制は打倒された。 コンゴでは一九九六年以来紛争状態が続いており、膨大な数の犠牲者、避難民そして人権侵害を生み続けている。出口の見えない紛争が続いているにもかかわらず、その実態が報道されることはまれである。
本書は、この地域の状況を長く現地で観察してきた著者が、コンゴ東部紛争の展開を整理し、その理論的含意を検討したものである。
その人的被害の深刻さはもとより、百を超える武装勢力や紛争鉱物の存在など、コンゴ東部紛争は「新しい戦争」の特徴を数多く備えており、くわえて国連平和維持部隊が長年活動を継続している。 紛争のダイナミクスをもとに交戦当事者の利益と社会構造に着目した新たな紛争理論の提示!
【著者プロフィール】
・ジェイソン・スターンズ(Jason K. Stearns)
1976年生まれ。国連やNGOに所属してコンゴ東部の調査研究に従事したのち,学界に転じ,ニューヨーク大学でコンゴ研究グループを立ち上げた。現在,カナダのサイモン・フレイザー大学(Simon Fraser University)国際学部准教授。著書に,やはりコンゴ紛争を扱ったDancing in the Glory of Monsters: The Collapse of the Congo and the Great War of Africa(New York: PublicAffairs, 2012)がある。
【監訳者プロフィール】
・武内進一(たけうち しんいち)
1962年まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。現在,東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター教授。専攻は,国際関係論,アフリカ研究。
【訳者プロフィール】
・大石晃史(おおいし こうじ)
1986年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。現在,日本学術振興会SPD特別研究員。専攻は,国際関係論,ネットワーク科学。
・阪本拓人(さかもと たくと)
1975年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。現在,東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は,国際関係論,アフリカ研究。
・佐藤千鶴子(さとう ちづこ)
1973年生まれ。立命館大学大学院,オックスフォード大学大学院セントアントニーズ・カレッジ博士課程修了。D.Phil(政治学)。現在,日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員。専攻は,国際関係論,南部アフリカ地域研究。
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