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わたしのすきなふつうの本屋が閉店｜平城さやか｜アトリエ風戸

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著：平城さやか / アトリエ風戸

【内容】

著者が勤める本屋の閉店が決まった。

「閉店が決まった今だからこそ、感じていることを文章にしたい」という気持ちで制作された小さな本のなかには、紙の本と町の本屋が大好きな著者の溢れる想いが込められています。

” 私は心が揺らいだ時、何度本屋に駆け込んで、心を落ち着かせてもらった事だろう。本屋とは、多くの人の心の拠りどころなのではないだろうか。世間というものに、華やかな大通りと、ひっそりとした小路があるのなら、その小路を歩いているような人達、そういう自分の事を遠慮がちに思っているような人達が、気遅れせずに入れて、本当の自分でいられる場所。それが、うちの店のような、ふつうの本屋なのではないだろうか。あなたの町にも、そんな本屋がありますか？”――本文より

本屋に限らず、自分の大事な場所が消えてしまったという喪失感を味わったという方や消えて欲しくないと願う場所があるという方にも届けていきたい１冊です。