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鬱の本|点滅社
¥1,980
点滅社 【内容】*版元サイトより 本が読めないときに。 鬱のときに読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。 84人の「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集。本が読めないときに。 (夏葉社さまの『冬の本』にインスパイアされ製作した作品です) この本は、「毎日を憂鬱に生きている人に寄り添いたい」という気持ちからつくりました。どこからめくってもよくて、一編が1000文字程度、さらにテーマが「鬱」ならば、読んでいる数分の間だけでも、ほんのちょっと心が落ち着く本になるのではいかと思いました。 病気のうつに限らず、日常にある憂鬱、思春期の頃の鬱屈など、様々な「鬱」のかたちを84名の方に取り上げてもらっています。 「鬱」と「本」をくっつけたのは、本の力を信じているからです。1冊の本として『鬱の本』を楽しんでいただくとともに、無数にある「鬱の本」を知るきっかけになれば、生きることが少し楽になるかもしれないという思いがあります。 この本が、あなたにとっての小さなお守りになれば、こんなにうれしいことはありません。あなたの生活がうまくいきますように。 【執筆者一覧】 青木真兵 青木海青子 安達茉莉子 荒木健太 飯島誠 池田彩乃 石井あらた 市村柚芽 海猫沢めろん 大谷崇 大塚久生 大槻ケンヂ 大橋裕之 大原扁理 荻原魚雷 落合加依子 柿木将平 頭木弘樹 梶本時代 勝山実 上篠翔 切通理作 こだま 小見山転子 ゴム製のユウヤ 佐々木健太郎 笹田峻彰 佐藤友哉 左藤玲朗 篠田里香 柴野琳々子 島田潤一郎 下川リヲ 菅原海春 杉作J太郎 鈴木太一 髙橋麻也 髙橋涼馬 高村友也 瀧波ユカリ 滝本竜彦 タダジュン 谷川俊太郎 丹治史彦 第二灯台守 輝輔 展翅零 トナカイ 鳥羽和久 友川カズキ 友部正人 豊田道倫 鳥さんの瞼 中山亜弓 永井祐 七野ワビせん 西崎憲 野口理恵 初谷むい 東直子 姫乃たま 緋山重 平野拓也 Pippo pha ふぉにまる 古宮大志 増田みず子 枡野浩一 町田康 マツ 松下育男 miku maeda みささぎ 水落利亜 水野しず 無 森千咲 森野花菜 山﨑裕史 山崎ナオコーラ 山下賢二 屋良朝哉 湯島はじめ
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砂漠の林檎 イスラエル短篇傑作選|河出書房新社
¥3,190
SOLD OUT
著:サヴィヨン・リーブレヒト、ウーリー・オルレブ / 訳:母袋夏生 / 河出書房新社 【内容】*版元サイトより 迷宮のような路地で見つけた写真集、不死の老人、ホロコーストの記憶、パレスチナとの紛争など、歴史と不安にさらされる社会に生きる人々を描いた傑作を精選。オリジナル・アンソロジー。
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そして私たちの物語は世界の物語の一部となる インド北東部女性作家アンソロジー
¥2,640
編者:ウルワシ・ブタリア 編 / 監修:中村唯 / 出版社:国書刊行会 *第2回小声賞受賞作です。 【内容】*版元サイトより バングラデシュ、ブータン、中国、ミャンマーに囲まれ、さまざまな文化や慣習が隣り合うヒマラヤの辺境。きわ立ってユニークなインド北東部から届いた、むかし霊たちが存在した頃のように語られる現代の寓話。女性たちが、物語の力をとり戻し、自分たちの物語を語りはじめる。本邦初のインド北東部女性作家アンソロジー。 一九四四年四月、日本軍がやってきた。軍靴で砂埃を立てながら、行進してきた。先頭の男は村人たちに呼びかけ、こう言った。「食料と寝起きする場所を提供してくれれば、あなたがたに害は及ばない。我々はあなたがたの友人だ。我々はあなたがたを解放するために来た。あなたがたを傷つけることはない」(「四月の桜」) 「これにはどんな富よりも値打ちのある宝物が入っている。死ぬ前におまえに渡したい。昔、語り部から手渡されたものを、おまえに手渡すよ」ウツラはその壺をわたしの頭の中に入れた。……何週間か経ってウツラは死んだ。……お話を語るときわたしは別の人間になった。生き生きした。それからずっと語り続けている。(「語り部」) わたしたちは首狩り族の末裔だったが、いまはインド政府が提供してくれる資金に頼っていた。わたしたちは平地人とは違っていた。彼らは……反政府分子がいないか見張ってもいた。現代生活が、伝統的な慣習や行動とぎこちなく共存していた。(「いけない本」) 【目次】 序 「本土」と「周辺」、「われわれ」と「よそ者」 ウルワシ・ブタリア 知られざるインド北東部の素顔 木村真希子 ナガランド州からの文学作品 丘に家が生えるところ エミセンラ・ジャミール 語り部 エミセンラ・ジャミール 四月の桜 イースタリン・キレ 手紙 テムスラ・アオ 母さんの娘 ニケヒェニュオ・メフォ 赦す力 アヴィニュオ・キレ いけない本 ナローラ・チャンキジャ アルチャナル・プラデーシュ州からの文学作品 夜と私 ネリー・N・マンプーン 消された炎 レキ・スンゴン 森の精霊 スビ・タバ 亡霊の歯科医 ミロ・アンカ 闇に葬られし声の中で ポヌン・エリン・アング ザ・サミット――ティーネ・メナのインタビュー ママング・ダイ ミゾラム州からの文学作品 書くこと バビー・レミ まだ見ぬ肖像画 シンディ・ゾタンプイ・トゥラウ マニプール州からの文学作品 台所仕事 チョンタム・ジャミニ・デヴィ 夫の子 ハオバム・サティヤバティ ツケの返済 スニータ・ニンゴンバム 敗北 ニンゴンバム・スルマ 真紅のうねり ネプラム・マヤ 我が息子の写真 ニンゴンバム・サティヤバティ 夜明けの大禍時 グリアルバム・ガナブリヤ 女性の肌 ナタリディタ・ニントゥホンジャム インド北東部、記憶と記録 中村 唯
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鉄道小説
¥2,420
著者:乗代雄介、温又柔、澤村伊智、滝口悠生、能町みね子 / 出版社:交通新聞社 / 四六判 上製本 函付 【内容】*版元サイトより 鉄道開業150年。5人の作家が描く“人と鉄道の記憶”についての物語。 1872年、新橋~横浜間に日本初の鉄道が開業。 2022年、この国には世界に類をみない鉄道網が広がっています。 150年の間、枝葉をのばすように広がってきた鉄道は、線路の数、車両の数、駅の数だけ、そして列車に乗った人の数だけ物語を生み出してきました。 個人史と鉄道のさまざまな風景が交差する、“人と鉄道の記憶”についての物語を5人の作家が執筆。 「これは、自分の/あの人のことかもしれない」と各々の記憶に思いをはせることができるような、長い歴史のレールの先につづくあたらしい「鉄道小説」をお届けします。 *第1回小声賞受賞作品です。