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ユリイカ2024年4月号 特集=山田太一 -1934-2023-|青土社

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【内容】*版元サイトより

テレビにドラマを作り出した、ドラマとは単にドラマチックなひとときの物語のことではない、何週、数ヶ月にわたってくり広げられる人間の劇、『岸辺のアルバム』『男たちの旅路』『獅子の時代』『想い出づくり。』『ふぞろいの林檎たち』…山田太一死去、テレビドラマの始まりにピリオドが打たれようとしている。その前に山田太一という大きな存在を手がかりに証言を拾い集め、少しずつ足取りをたどっていくことにしよう。『春の惑星』脚本初活字化。
*新選考委員による第29回中原中也賞発表

【目次】

特集*山田太一――1934-2023

❖脚本再録
春の惑星 / 山田太一 解題=頭木弘樹

❖インタビュー
テレビドラマが若かった頃 / 国広富之 聞き手=編集部

❖言葉を与える
言葉の力をくれた人 / 中島唱子
シネハンという二人旅 / 伊豫田静弘

❖テレビドラマの記憶
「残ること」をめぐる葛藤のドラマ――山田太一と『岸辺のアルバム』 / 川﨑佳哉
山田太一とテレビのアンダーストーリー――『なつかしき海の歌』論 / 木原圭翔
吉岡司令補と鶴田浩二 / 井上義和
〝想い出〟としての女同士の絆 / 徐玉

❖鼎談
山田太一の季節 / 岡室美奈子×頭木弘樹×長谷正人

❖山田太一という道標
先生への手紙 / 丸山正樹
山田太一全作品インタビューの日々 / 市川知郷

❖脚本を生きる
シミュレーションとしての山田太一ドラマ / 長谷正人
旅する笠智衆――山田太一『ながらえば』『冬構え』『今朝の秋』をめぐって / 岡室美奈子
山田太一ドラマと脇役の肖像 / 濱田研吾
「ドラマの黄金時代」と三人の脚本家――倉本聰・向田邦子・山田太一、それぞれの位相 / 碓井広義

❖在りし日のこと
不確かな記憶が、すっかり消えてしまわない内に / 森卓也
山田太一讃 / 梅本彪夫

❖山田太一と映画の邂逅
山田太一と松竹大船撮影所、あるいは小津安二郎との距離 / 宮本明子
「木下惠介」という島と「山田太一」という船 / 戴周杰
複雑にもつれあう孤独と愛の結び目――『異人たち』(アンドリュー・ヘイ、二〇二三年)が捧げるバラード / 久保豊

❖山田太一はつづく
山田太一ドラマの〈つづき〉の世界で / 清田麻衣子
遅れてきたファンとして。そして後進として / 金子鈴幸

❖戯曲へ向かって
山田太一編『寺山修司からの手紙』を読む / 瀬崎圭二
篠田正浩作品にみる山田太一と寺山修司の敗者像 / 梅山いつき
山田太一と演劇の交点――木村光一と地人会を中心に / 後藤隆基

❖書棚のなかの山田太一
山田太一の小説――「ファンタジー三部作」を中心に / 校條剛
「シナリオ文学」という冒険 / 刈谷政則

❖山田太一を読む
山田太一の浅草――彼岸の場所として / 和田尚久
〈教師〉としての山田太一――啓蒙的脚本家の底流にあったもの / 花田史彦
老いのシナリオ――小説『空也上人がいた』をよむ / 田村美由紀

❖山田太一の時代
山田太一主要作品解題 / 頭木弘樹

❖忘れられぬ人々*30
故旧哀傷・小田切進 / 中村稔

❖物語を食べる*37
怪物はささやき、物語の使徒になった / 赤坂憲雄

❖詩
ガラスのお尻 他一篇 / 奥山紗英

❖第29回中原中也賞発表
佐藤文香『渡す手』
受賞詩集より――渡す手 花筏 見える
カニエ・ナハ 川上未映子 野崎有以 蜂飼耳 穂村弘

❖今月の作品
秋葉政之 高橋実里 ZZ・倶舎那 まつりぺきん 木下太尾 / 選=井坂洋子

❖われ発見せり
場所の履歴を覚えている / サトウアヤコ

表紙・目次・扉=北岡誠吾
表紙・特集扉写真=石坂拓郎

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