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グールド魚類画帖[新装版] | リチャード・フラナガン | 白水社

¥4,950 税込

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著者:リチャード・フラナガン / 訳者:渡辺佐智江 / 出版社:白水社 / 4-6変 414ページ

【内容】*版元サイトより

英連邦作家賞受賞作品
「ブッカー賞」を受賞した『奥のほそ道』が日本でも大好評を得た、タスマニア出身の鬼才による、「英連邦作家賞」受賞作品。
時代は十九世紀、本書の主人公「ウィリアム・ビューロウ・グールド」はイギリスの救貧院で育ち、アメリカに渡ってから画家オーデュポンから絵を学ぶ。しかし偽造などの罪で、英植民地タスマニアのサラ島に流刑となる。
科学者として認められたい島の外科医ランプリエールは、グールドの画才に目をつけ、生物調査として、彼に魚類画を描かせる。ある日、外科医は無残な死を遂げる。
グールドは殺害の罪に問われ、海水が満ちてくる残虐な獄につながられる。絞首刑の日を待つグールド……その衝撃的な最期とは?
歴史、伝記、メタフィクション、マジックリアリズム、ポストコロニアルなどの趣向を凝らした、変幻自在の万華鏡。奇怪な夢想と驚きに満ちた世界が展開される。
「大傑作」(『タイムズ』)、「『白鯨』の魚版」(『ニューヨーク・タイムズ』)など、世界で絶賛の嵐を巻き起こした、作家の代表作。
色刷り魚類画十二点収録。

【著者プロフィール】

・リチャード・フラナガン Richard Flanagan

オーストラリアのタスマニア州で生まれ育つ。高校中退後、リバーガイドなどさまざまな職業を経て、タスマニア大学、オックスフォード大学で学ぶ。デビュー作Death of River Guide(1994)で南オーストラリア州文芸祭文学賞をはじめ、オーストラリアの主要文学賞を受賞。3作目の本書で英連邦作家賞(2002年度)を受賞し、世界にその名を知らしめた。第二次世界大戦中、父親が生き延びた過酷な捕虜経験を題材にして、12年の歳月をかけて書かれた『奥のほそ道』は、2014年度ブッカー賞を受賞し、批評子から「傑作のなかの傑作」と絶賛された。その他の邦訳に『姿なきテロリスト』(以上、白水社)がある。最新作Question 7も高い評価を受けている。

【訳者プロフィール】

・渡辺佐智江(わたなべ・さちえ)

翻訳家。キャシー・アッカー『血みどろ臓物ハイスクール』(河出文庫)、リチャード・フラナガン『グールド魚類画帖』『奥のほそ道』、エヴァリスト『少女、女、ほか』(以上、白水社)、アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』、アイリス・オーウェンス『アフター・クロード』(以上、国書刊行会)、アーヴィン・ウェルシュ『フィルス』(PARCO出版)、ビル・カニンガム『ファッション・クライミング』(朝日新聞出版)、レム・コールハース『S,M,L,XL+ 現代都市をめぐるエッセイ』(ちくま学芸文庫・共訳)など訳書多数。

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