-
小説紊乱|ffeen pub
¥2,200
SOLD OUT
編集 : 嶌山景 / ffeen pub / 装画 : 樋口絢女「向日葵」 / デザイン・挿絵 : 二宮杏樹 *第4回小声賞受賞作品 【内容】 小説の可能性を模索するべく立ち上げられた出版レーベルffeen pub(フィーン・パプ)から刊行される一冊目の書籍。作品の強度を軸に、ジャンル不問で三十編の小説が収録されています。掌編から中編まで。純文学・SF・ホラー・etc…。無名の新人から芥川賞作家まで。小説観を揺さぶる未知の読書体験をぜひ。 【収録作家】 ・大木芙沙子 ・波木銅 ・青島もうじき ・河野咲子 ・鈴木林 ・鴻池留衣 ・旗原理沙子 ・ノ ・篠たまき ・林やは ・矢部嵩 ・吉田棒一 ・佐川恭一 ・山本ジャスティン伊等 ・和泉萌香 ・坂崎かおる ・十三不塔 ・間宮緑 ・高島鈴 ・二宮豊 ・川野芽生 ・蕪木Q平 ・✞きど✞ ・岩倉文也 ・竹中優子 ・琴柱遥 ・不浦暖 ・桜井晴也 ・小山田浩子 ・岡英里奈
-
砂漠の林檎 イスラエル短篇傑作選|河出書房新社
¥3,190
SOLD OUT
著:サヴィヨン・リーブレヒト、ウーリー・オルレブ / 訳:母袋夏生 / 河出書房新社 【内容】*版元サイトより 迷宮のような路地で見つけた写真集、不死の老人、ホロコーストの記憶、パレスチナとの紛争など、歴史と不安にさらされる社会に生きる人々を描いた傑作を精選。オリジナル・アンソロジー。
-
そして私たちの物語は世界の物語の一部となる インド北東部女性作家アンソロジー
¥2,640
編者:ウルワシ・ブタリア 編 / 監修:中村唯 / 出版社:国書刊行会 *第2回小声賞受賞作です。 【内容】*版元サイトより バングラデシュ、ブータン、中国、ミャンマーに囲まれ、さまざまな文化や慣習が隣り合うヒマラヤの辺境。きわ立ってユニークなインド北東部から届いた、むかし霊たちが存在した頃のように語られる現代の寓話。女性たちが、物語の力をとり戻し、自分たちの物語を語りはじめる。本邦初のインド北東部女性作家アンソロジー。 一九四四年四月、日本軍がやってきた。軍靴で砂埃を立てながら、行進してきた。先頭の男は村人たちに呼びかけ、こう言った。「食料と寝起きする場所を提供してくれれば、あなたがたに害は及ばない。我々はあなたがたの友人だ。我々はあなたがたを解放するために来た。あなたがたを傷つけることはない」(「四月の桜」) 「これにはどんな富よりも値打ちのある宝物が入っている。死ぬ前におまえに渡したい。昔、語り部から手渡されたものを、おまえに手渡すよ」ウツラはその壺をわたしの頭の中に入れた。……何週間か経ってウツラは死んだ。……お話を語るときわたしは別の人間になった。生き生きした。それからずっと語り続けている。(「語り部」) わたしたちは首狩り族の末裔だったが、いまはインド政府が提供してくれる資金に頼っていた。わたしたちは平地人とは違っていた。彼らは……反政府分子がいないか見張ってもいた。現代生活が、伝統的な慣習や行動とぎこちなく共存していた。(「いけない本」) 【目次】 序 「本土」と「周辺」、「われわれ」と「よそ者」 ウルワシ・ブタリア 知られざるインド北東部の素顔 木村真希子 ナガランド州からの文学作品 丘に家が生えるところ エミセンラ・ジャミール 語り部 エミセンラ・ジャミール 四月の桜 イースタリン・キレ 手紙 テムスラ・アオ 母さんの娘 ニケヒェニュオ・メフォ 赦す力 アヴィニュオ・キレ いけない本 ナローラ・チャンキジャ アルチャナル・プラデーシュ州からの文学作品 夜と私 ネリー・N・マンプーン 消された炎 レキ・スンゴン 森の精霊 スビ・タバ 亡霊の歯科医 ミロ・アンカ 闇に葬られし声の中で ポヌン・エリン・アング ザ・サミット――ティーネ・メナのインタビュー ママング・ダイ ミゾラム州からの文学作品 書くこと バビー・レミ まだ見ぬ肖像画 シンディ・ゾタンプイ・トゥラウ マニプール州からの文学作品 台所仕事 チョンタム・ジャミニ・デヴィ 夫の子 ハオバム・サティヤバティ ツケの返済 スニータ・ニンゴンバム 敗北 ニンゴンバム・スルマ 真紅のうねり ネプラム・マヤ 我が息子の写真 ニンゴンバム・サティヤバティ 夜明けの大禍時 グリアルバム・ガナブリヤ 女性の肌 ナタリディタ・ニントゥホンジャム インド北東部、記憶と記録 中村 唯
-
鉄道小説
¥2,420
SOLD OUT
著者:乗代雄介、温又柔、澤村伊智、滝口悠生、能町みね子 / 出版社:交通新聞社 / 四六判 上製本 函付 【内容】*版元サイトより 鉄道開業150年。5人の作家が描く“人と鉄道の記憶”についての物語。 1872年、新橋~横浜間に日本初の鉄道が開業。 2022年、この国には世界に類をみない鉄道網が広がっています。 150年の間、枝葉をのばすように広がってきた鉄道は、線路の数、車両の数、駅の数だけ、そして列車に乗った人の数だけ物語を生み出してきました。 個人史と鉄道のさまざまな風景が交差する、“人と鉄道の記憶”についての物語を5人の作家が執筆。 「これは、自分の/あの人のことかもしれない」と各々の記憶に思いをはせることができるような、長い歴史のレールの先につづくあたらしい「鉄道小説」をお届けします。 *第1回小声賞受賞作品です。