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編集を愛して アンソロジストの優雅な日々 | 松田哲夫 | 筑摩書房

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著者:松田哲夫 / 出版社:筑摩書房 / 四六判 256頁

【内容】*版元サイトより

コンパクトに「世界」を手にする楽しみ、それが編集だった!
「オタク」だった僕が、編集者となり、水木しげる、鶴見俊輔、赤瀬川原平などの異人たちと交流し、本を作り、そして、アンソロジストとなるまでの半生を綴る。

500冊近い本を編集し、『ちくま文学の森』『中学生までに読んでおきたい日本文学』などの多くのアンソロジーを手掛けた著者が愛した「編集」という仕事が何であるかを綴ったエッセイ集。

【目次】

序章 オタクだった僕

わが雑本ライブラリー 
僕は本を探さない 
映画「灰とダイヤモンド」
なんで編集者になったのか? 

第一章 アンソロジーは花盛り

ボンテンペルリに逢ったかい 
アンソロジーとは何か? 
『ちくま文学の森』にはじまる 
『ちくま哲学の森』につづく 
失敗した新シリーズ 
『中学生までに読んでおきたい日本文学』 
『日本文学100年の名作』 

第二章 装丁ものがたり

僕は本に恋してる 
装丁でたとこ評論 
地券表紙を愛でるの巻/スッキリ、クッキリ、南くんデザインの巻/特注クロス黄金時代の巻/小さな実験場・水星文庫の巻
装丁大福帳 
思いっ切りの良い装丁の巻/平野甲賀流書き文字術の巻/似顔絵名人・指定名人和田誠の巻/装丁技のデパート祖父江慎の巻/作風も人柄も気持ちいい多田進の巻/クレスト装を生み出した新潮社装幀室の巻/抜群の安定感を誇る鈴木成一装丁の巻/いつまでも衝撃的な菊地信義装丁の巻

第三章 異人たちとの戯れ

一冊の漫画誌から 
神保町トライアングル 
アドリブ倶楽部と野坂昭如 
地獄のなかに天国を見る・種村季弘 
転んでもタダでは起きない 
河童のユートピア 
ねずみ男の冒険 
水木しげるサンお別れの会 弔辞
鶴見俊輔はキ××イである 
鶴見俊輔さん固有の力 
大江健三郎の指の先 
底ぬけタイトル顛末記 
「王様のブランチ」効果 

第四章 人を集めて何かを編む

赤瀬川原平と「美術手帖」 
路上観察学への招待 
陰謀家の密やかな笑い 
「論壇地図」の泥沼 

終章 編集をこよなく愛す

難病二冠王の心構え 
古書になって輝く本を作り続けたい 

松田哲夫年譜 
あとがき

【著者プロフィール】

・松田 哲夫(まつだ・てつお)

一九四七年、東京生まれ。編集者(元筑摩書房専務取締役)。書評家。東京都立大学中退。七〇年、筑摩書房に入社、書籍編集者として五百冊以上の本を編集。『ちくま文学の森』『中学生までによんでおきたい日本文学』『日本文学100年の名作』などのアンソロジーを多く手掛ける。「ちくま文庫」「ちくまプリマー新書」を創刊。九六年よりTBS系テレビ「王様のブランチ」のコメンテーターを十二年半務める。著書に『編集狂時代』『印刷に恋して』『「本」に恋して』『「王様のブランチ」ブックガイド200』『縁もたけなわ』など。

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